山の麓のすみっこで すぐに消えてしまうような 瞬間の重なりと一緒に ぼくは今日も生きている

5/10(火) 日記 晴れ

昨日と打って変わって気持ちの良い晴れ。犬は朝から気もそぞろで散歩を待っていた。少し早めに散歩に出たけど、陽射しがどんどん強くなっている。

さてさて、今日はカート・ヴォネガットの「国のない男」をwebshopに追加した。文庫の方。単行本のデザインもカッコよかったけど、この文庫のデザインもとてもかっこいい。黄色にモノクロのヴォネガットがとっても素敵。写真の黄色が暗めになってしまったのだけど、実際はもっと明るい黄色。

ヴォネガットのユーモアは、読めばきっと分かると思うけど、本当に辛いことを知っている人のユーモアだなと思う。本にも書かれているけど、生粋のドイツ系アメリカ人の彼は第二次世界大戦にアメリカ兵として参戦し、ドイツ軍と戦い、ドイツで捕虜となり、そしてドレスデンで連合国軍(イギリスとアメリカの空軍)による爆撃に遭ってている。本文に「ユーモアというものは、いわば恐怖に対する生理的な反応なんだと思う。」という一文がある。彼のユーモアは奥深い。想像力がないと、ただのカラッとしたものにしか感じないかもしれないけど、ドレスデン爆撃を経験した。というそれだけでもヴォネガットの書くものの感じ方が変わると思う。(ちなみに代表作の「スローターハウス5」はドレスデン爆撃を起点とし書かれたものらしい。読んだことがない気がするので近々読んでみたい。)

しかし、本当にこの本は色々な世界の問題に触れているのだけど、全く今と変わらないうえに、さらに問題は大きく複雑化しているように思う。良くなっていることもあると思うけど、ヴォネガットが今の世界を見たら大笑いするだろうなと思う。あと、どこまで知っていたのだろうか?とも思う。

なかなか増えないASNIのものも作り始めている。本当にのんびりし過ぎた。これからwebshopはどんどん賑やかになっていくと思いますので、どうぞよろしくお願いします。

そうそう、特に書いてませんが、在庫がなくなったものはお客さまに発送した時点で削除しています。実店舗のようにそこにないものはないのです。