山の麓のすみっこで すぐに消えてしまうような 瞬間の重なりと一緒に ぼくは今日も生きている

8/3(水) 日記 晴れ

雨が降るかと思ったら結構しっかり晴れた。でも昨日よりも風があって暑いけど気持ち良い。相変わらず朝早く犬の散歩に行く。汗だくで帰ってシャワーを浴びて朝ごはんを食べて仕事をする。良いサイクルで生活している。

1週間ぶりの日記。その間、podcast夕暮れドックを収録してUPして、毎日一冊本をwebshopに載せている。やっとリズムを掴めた感じがする。一日一冊って少ないように思うし、実際やっている側ももう一冊載せたいと思うのだけど、意外とそれで時間を取られたりするし、3,4冊分の作業をすると満足感があって次の日に続かなかったりする。それよりも今の一冊づつを毎日続けた方がいいなとやってみて心底思う。今日は何の本だろう?みたいな楽しみ方をしてもらえたら嬉しい。

と言いつつ、この1週間は気軽に読むという感じではなく、戦争(主に第二次世界大戦)に関連する本をあげていたので、今日もそっち系の本か‥。と思っていた人もいるかもしれない。暑いとなんとなく戦争のことを考えてしまうので、そういう本を手に取ってしまう。自国のことだけではなく、近隣諸国の台湾や朝鮮のことを書いた本もある。もしそういった歴史に興味がある方はぜひ。

沖縄戦のことを書いた小説「八月十五日の夜会」ベトナムでの戦いが描かれ、また多くの作家が勧める開高健の名著「輝ける闇」中国から強制的に北海道に連れて行かれ強制労働させられた中国人の実話を元にした物語「生きる-劉連仁の物語」朝鮮から日本陸軍に動員された若者たちを資料などから明らかにしていく一冊「北方部隊の朝鮮人兵士」同じように統治されていた台湾の最後の日本語世代に話を聞いた「むかし「日本人」いま「台灣人」」そして、在日コリアン3世の著者が自身の家族にインタビューするという形で読む済州四三事件「家の歴史を書く」。

それぞれが興味がなければ辛いだけかもしれない。(最後の「家の歴史を書く」はちょっと趣が違うかもしれないから、家族というものに興味があれば、テーマに興味がなくても面白く読めるかも)でも読んだらやっぱり視野が開けるのがわかると思う。日本に戦争をやっていた時代があって、そこでこんなに様々なことが、そしてその一つ一つに本一冊なんかじゃ語りきれないことがあったのだということが分かることは、必ずしも必要なことじゃないかもしれないけど、いつか誰かの力になるかもしれないなと思う。

そして、そんな重いテーマから続く今日の一冊は「スイート・ヒアアフター」。一見軽い小説と思われるかもしれないけど、全くそんなことない素晴らしく大切なことが描かれている。311の後に書かれたもので、あとがきに「大震災をあらゆる場所で体験した人、生きている人死んだ人、全てに向けて書いたもの」とあります。311について直接関係のある話ではないのだけど、大切な人を亡くした人たちが出てくる。自分も生死を分ける大怪我をし、大切な人を亡くし、身体も心も回復していく途中の主人公と、その生活をひっそりと支える人たち。みんな人生に何かあり、みんなそれぞれのやり方でその何かと向き合いゆっくりと、本当にゆっくりと未来へ歩いていく。そんな話です。

するっと読めるし、少し分かりづらいかもしれないけど大きな癒しになるのではないかと思う。どんな辛いことがあっても、良いのか悪いのか自分だけじゃない。地獄のような辛い出来事や、これ以上の悲しい出来事はないだろうと思うような人生を歩んでいるのは一人だけじゃない。もし自分の身にそんな出来事が起きても、それを知っているのと知らないのでは大きく違うかもなと思う。

人生っていろんなことがある。昔のことだけじゃない。今も未来も人生とはいろんなことがある。そんなことを本から学べるわけです。

なんだか長くなってしまった。さて、明日はどんな本がwebshopにのるでしょう?楽しみにしていてください!