
アメリカ、ニューヨーク生まれの絵本作家、ウィリアム・スタイグの童話です。
クマの王様の信頼しているアヒルのガーウェインは、王室の宝物殿の見張りをしています。鍵は王様とガーウェインしか持っていません。ある日、宝物殿の宝物がぬすまれてしまいます。しっかりとした信頼のあった王様とガーウェインに関係にヒビが入り、ガーウェインは裁判にかけられることになります。ガーウェインは真実のみを答え、それが不利になっていきます。真犯人は、だれか?そして、なぜ宝石がぬすまれたのか?ガーウェインはどうなってしまうのか?
童話ですが、読み応えがあり、とてもかわいらしいのですが、深く考えさせられる話です。もし自分がガーウェインなら、王様なら、真犯人なら、どうしていただろうか?と自問自答してしまいます。子供との対話のきっかけにもなりそうな本です。
挿絵もスタイグが描いており、ガーウェインを始め、王様も真犯人もとても魅力的に描かれています。
子供と一緒に読むのに良いと思います。
著者:ウィリアム・スタイグ / 訳者:金子メロン / 発行:評論社 / 210mm × 155mm / 94P / ハードカバー / 2008年一五刷発行 / 古書
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