
真剣に宇宙人を探している人、兵庫県立大学西はりま天文台の天文学専門員である鳴沢さんの、宇宙に憧れる幼少時代から「ドロシー計画」が実行されるまでの話です。
特に子供向けの本ではないのですが、子供に話しかけるような感じで書かれているます。
宇宙人、すなわち「地球外知的生命体」を電波によって探すという観測は、「地球外知的生命体探査」の英語の略でSETI(セチ)と呼ばれています。どうやってかというと、アンテナを文明がある可能性の高い星にむけ、その文明からの電波の受信を試みるのです。アメリカには「SETI研究所」という専門の研究機関もあるそうです。
まるでSF小説の中や、映画、ドラマのような話です。でも、日本を始め、世界中の天文台でこのSETIが今現在も行われています。
そして、この本の軸は「ドロシー計画」です。この計画は、世界の天文台が同時に同じ星をターゲットに観測をするというものです。この計画の立案者が鳴沢さんです。鳴沢さんのドロシー計画当日までの奮闘ぶりはいろいろなドラマがあり、読んでいてとても面白いです。
そして、今なお世界中の天文台でSETIは行われており、もしかしたら、明日にでも地球外知的生命体とコンタクトが取れたという発表があるかもしれないと思うと、胸がドキドキします。
絵本ではないのですが、子供に読み聞かせも出来る本だと思います。
著者:鳴沢真也 / 発行:旬報社 / 195mm × 135mm / 141P / ハードカバー / 2013年第2刷発行 / 古書
○古書につき状態をお確かめの上ご注文ください。
【状態】特に目立ったダメージなく状態良し。帯なし。
○送料はクリックポストをお選びください。