
「ちいさいおうち」で有名なアメリカの絵本作家バージニア・リー・バートンの絵本です。
この絵本は第二作目で、第一昨は「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」。これは長男のアーリスのために描かれました。そして、こちらは二男マイケルのために作られたとあります。きっとショベルカーが大好きな男の子だったのだろうなと思います。
働き者のショベルカーの運転手のマイクとスチーム・ショベルのメアリ・アンはたくさんの道や飛行場を作ったり、ビルの地下室を掘るなどして働いてきました。ある日、新しいもっとパワーのあるガソリン・電気・ディーゼル・ショベルが発明され、スチーム・ショベルであるメアリ・アンとマイクは都会では仕事がなくなってしまいます。
仕事を求めてある田舎町に行き、そこで引き受けた仕事が彼らの運命を変えます。変えたのは、彼らの力だけではなく、その町で出会った男の子。そして町の人たち。
人は(機械も)1人で仕事をする訳ではなく、直接でも間接的でもたくさんの人の助けや応援があってのことだなと、しみじみ思う素敵なお話しです。
あと、古いからって破棄するのではなく、使い道はアイデア次第!今のサスティナブルな時代にあった話だと思います。
ショベルカーが好きな人、勇気が欲しい人にオススメです。
著者:バージニア・リー・バートン / 訳者:いしいももこ / 発行:童話館出版 / 230mm × 250mm / 42P / ハードカバー / 2007年第13刷発行 / 古書
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