
韓国を語らい・味わい・楽しむ雑誌「中くらいの友だち」の4号です。
今回は新しく座談会が掲載されています。”シリーズ 日韓二重国籍の子どもたち1”ということで、「私の息子が入隊した日」という日本では縁のない兵役の話です。最近息子さんを軍隊に送ったばかりの日本人のお母さんが本音を語ってくれています。日本では、韓国の人気俳優やK-POPアイドルの入隊や除隊のニュースくらいしか耳にしない話題ですが、送り出す母親の心境、入隊後の接し方などが話されて、知らないだけにとても興味深い座談会です。アプリがあってそれで軍での息子の生活を逐一知ることが出来るという話がありました。閉じられた場所ではあるのでしょうが、情報化社会な部分もあるのがなんとも面白いです。
他にも、今号のトップバッター南椌椌さんの「土偶の家族」は韓国人のお父さん、日本人のお母さんの元で日本に生まれた椌椌さんが、父親と一緒に韓国へ行く話です。日本で生まれ育っても、血に記憶された土地の記憶というものはあるのではないかと思います。とても胸を打つ話です。
連載物もあいもかわらず面白いものばかりです。一つ一つ説明したくなるくらいです。
個人的には、斉藤真理子さんの「「なむ」の来歴」と李銀子さんの「過去からの贈り物」がとても良かったです。
韓国の町をブラブラ歩いて、ショッピングを楽しんで、韓国料理をたらふく食べたい方にオススメです。
当雑誌をお買い上げの方に、雨乃日通信vol.3をお入れいたします。(無くなり次第終了します。)
雨乃日通信は、韓国ソウルにある雨乃日珈琲店から発行されているフリーペーパーです。雨乃日珈琲店を経営しているご夫婦であるお二人は「中くらいの友だち」のメンバーです。とにかく最高で面白いフリーペーパーです。
発行:韓くに手帖舎 / 148mm × 210mm / P137 / 新刊
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