
食エッセイスト、平松洋子さんの台所道具の本です。
これはなかなかの本です。平松洋子さんが毎日の料理を楽しく、美味しいものを作るためにと、実際に使い、選び抜かれた台所道具を知ることが出来るからです。今や100均でも手に入る台所道具ですが、やはり考えぬかれ作られた道具というものは、使った時に、そして使い続けた時に、大きく異なるということがこの本を読むとよく分かります。そして、自分もその道具を使ってみたいと思います。
しかし、本当にたくさんの道具が載っています。表紙のフライパンはもちろん、包丁、まな板、文化鍋、茶筒から、ピーラー、ゴムベラ、トング、栗の皮むき、ボウル、土鍋、網、などなど。まだまだあります。値段が高いものもありますが、安いものもあるので、気になるものから揃えていくと、日々、台所に立つのが楽しくなるのではないかなと思います。
道具の紹介の他に、職人さんを訪ねてそれぞれの道具が出来上がるまでの話も面白いです。鉄のフライパンの手入れの方法や、エッセイもあるので、ただの情報本という訳ではなく、読み物としても面白い一冊です。
台所が好きな人、興味のある人、道具が好きな人にオススメです。
著者:平松洋子 / 発行:新潮社 / 210mm × 150mm / 127P / ソフトカバー / 2012年2刷発行 / 古書
○古書につき状態をお確かめの上ご注文ください。
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