
ニューヨークを拠点に活動するライターの佐久間由美子さんが、バンコクへ行った際にその体験に触発され作り出されたZineです。
「バンコクに来いよ。」という友人からの誘いから、始まったバンコクの強烈な旅の記録です。面白いところは、この本が、A面、B面となっていて、Kings of BKK、Queens of BKKとなっているところです。初めの旅で、ほとんど女性の声を聞く機会がなかったと、もう一度、今度は女性に会いに出かけていくところが、佐久間さんの凄いところだなという気がします。
その好奇心の強さ、公平にものを観る目、行動力、取材力、そして、リアルで生々しい街での出来事を書き記す文章力。そして、Zineという純度が高いまま保たれ世に出されるという舞台があったからこそ、この高いクオリティの本が出来上がったんだなと思います。
その辺のバンコクの旅本を読むよりずっとバンコクが知れる気がします。(旅の参考になるかは別として)そして、読み物(ストーリー)としてだけでもとても面白いです。
著者:佐久間由美子 / 発行:sakumag / 180mm × 130mm / 64P / ソフトカバー / 新刊
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